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For Parts of Engine

WPC処理には疲労強度と摺動性を向上させる二つの大きな特徴があります。
疲労強度の” 疲労” とは破壊するような大きな力を与えていなくても、小さな力を繰り返し与えると、材料内が段々と弱って破壊するようになることです。WPC処理は金属製品の表層部に圧縮残留応力を付与し、表面硬度を高め、組織を微細化して緻密にすることにより、金属の強度を上げるのではなく、この金属疲労に対して非常に強くなります。
又、摺動性向上とは、滑りをよくして、滑り合う固体表面から徐々に進行する材料損失=摩耗を減らすということです。ピストン、軸受け、動弁系などの摺動部にWPC処理を行い、凹凸(マイクロディンプル)を形成し、微細な凹部への油膜保持性を向上させて、苛酷な環境下でも油膜切れを予防し、焼付きや摩耗から保護することで耐久性の向上、レスポンスの向上が期待できます。

For Parts of PowerTrain

エンジンパワーをアップしたり、加減速の激しいスポーツ走行などでは駆動系パーツであるトランスミッションやディファレンシャル、ドライブシャフト等のギアやシャフトには普通の走行とは比較にならない応力が繰り返し加わり、疲労破壊や異常摩耗を起こして破損に至ります。WPC処理では微粒子を高速衝突させて、熱処理・鍛錬効果を同時に行い、駆動系パーツの疲労強度を大幅に向上させてシャフトの折れやギアの欠けやピッチング摩耗などのトラブルを大幅に減少し、耐久性を飛躍的に向上させます。
又、シフトドラム、シフトフォーク・シャフトなどにマイクロディンプルを作ることにより、シフトフィーリングを向上させたり、シンクロナイザーリングではギアの入りを飛躍的に向上させます。

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