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疲労強度向上

金属成品の表面に微粒子を繰り返し高速衝突させると、表面層ではA3 変態点以上の温度域での急熱、急冷が瞬時に繰り返され、熱処理効果、鍛錬効果の加工強化が行われます。これにより、金属表面層の残留オーステナイトのマルテンサイト化や、金属組織の微細化・硬度上昇・圧縮残留応力の付与により、緻密な高硬度で靱性に富む組織が得られます。さらに、破壊の起点となる表面異常層の除去や応力集中源の緩和により疲労強度を大幅に向上させる事が可能です。

画像:その1

SKH51の組織変化

SKH51焼入れ、焼き戻し品にWPC処理を行うと、表面から約10μmの組織が微細化し、マルテンサイト化する。表面硬度は810Hvから1200Hvに上昇し、表面の内部圧縮残留応力も300Mpa から1400Mpa となる。

SKH51の組織変化

SKD11の組織変化

SKD11焼入れ、焼き戻し品にWPC処理を行うと、表面から約10μmの組織が微細化し、粒界マイクロクラックも消滅している。表面硬度は700Hvから1000Hvに上昇して、表面の内部圧縮応力も200Mpa から1100Mpa となる。

SKH11の組織変化

金属成品の硬度変化

金属成品の硬度変化

金属成品の半価幅、圧縮残留応力変化

金属成品の半価幅、圧縮残留応力変化
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